ガオ株式会社では、社内およびグループ企業間の業務で自律型エージェント Hermes Agent (NousResearch/hermes-agent) の活用を進めています。
エージェントが Tool を呼び出しながら自律的に業務を進めるようになると、LLM API call 単位のログだけでは挙動を追いきれません。さらに自律型エージェントの場合、人手が介在せず判断と実行が連続して走るため、観測性 — 後から誰が何を要求し、エージェントが何を判断し、どの Tool をどう実行したかを追える状態 — が、従来以上にガバナンスや内部統制の観点で重要になります。
本記事でわかること # LLM-as-a-Judgeで数値スコアを使うことの問題点 Langfuseのカテゴリ型・Boolean型スコアを使って、直感的な Evaluator を設計する方法 JSON Schemaによる型安全な評価出力の仕組み RAG精度・コンテンツ安全性・サポートチケット分類など実務ユースケースへの適用例 対象読者 # Langfuseで LLM-as-a-Judge(自動評価)を運用している方 評価スコアのしきい値設定に迷いを感じている方 評価結果をダッシュボードで分析しやすくしたい方 「0.7以上なら合格」という設計の脆さ # 本番LLMアプリの評価パイプラインを運用していると、自動評価(LLM-as-a-Judge)はもはや欠かせない仕組みです。人間がすべてのトレースをレビューするのは非現実的なため、LLMに評価させるアプローチが普及してきました。
本記事でわかること # Langfuseにおける「管理者によるトレース閲覧の検知」というニッチだが重要な課題に対して、実機検証ベースで現状の選択肢を整理します。
こんにちは。ガオ株式会社の黒澤です。この記事では、Langfuseでトレースに非公開な画像を表示する場合に、Google Cloud Storage(以下、GCS)を用いた場合のアーキテクチャパターンについて、実装を踏まえてご紹介します。
はじめに # この記事では、オープンソースのチャットUI「LibreChat」をDocker Composeでセットアップし、既存のLangfuseへトレースを送信する機能を試します。
LMアプリケーションの可観測性(オブザーバビリティ)を確保しようとする際、Langfuse SDK や OpenTelemetry SDK をアプリケーション側に組み込んで計装するのが一般的なアプローチですが、これは多少なりとも手間がかかることと、社内のエージェントを勝手に動かす人などが意図的に観測されないように対応しないこともありえるでしょう。
LLMアプリケーションの開発で、こんな経験はないでしょうか。
「先週と同じ条件で実験したいのに、データセットを更新したから再現できない…」
「評価データを改善したいけど、過去の結果と比較できなくなるのが怖い…」
こんにちは。ガオ株式会社の黒澤です。
Langfuse v3.153.0 で [PR #11861 ](https://github.com/langfuse/langfuse/pull/11861 ) がマージされ、LLM-as-a-Judge を Observation 単位で実行できるようになりました。本記事ではその背景と使い方をまとめます。
Google ADK(Agent Development Kit)のトレースに Langfuse のプロンプト情報を紐付ける方法を解説します。これにより、プロンプトごとのコスト・レイテンシ分析や A/B テストが可能になります。
更新日:2月2日
本記事では、LangfuseのTrace詳細画面で利用できる主要な特殊レンダリングパターンを解説します。これらのパターンを活用することで、トレース情報をより視覚的かつ構造的に表示できます。
Geminiの性能向上によりOCRは実用的になりましたが、高精度を目指すならプロンプト調整は必須です。しかし、調整のたびに画像と結果を目視で見比べるのは、手間がかかりミスも誘発します。
本ブログでは、Langfuseを複数人で運用する環境下において、「プロンプトを誰でも変更されるのが不安」「うっかり本番用のラベルを動かしてしまった」というヒヤリハットや、「誰でも本番環境を変更できてしまう」というガバナンス上の課題を感じていたチームにとって、必須の機能をご説明します!